ネーミングの裏に物語あり~コインローファーとモンクストラップシューズ~

「名は体を表す」という言葉がありますが、靴のネーミングも然りです。
ここでは、コインローファーとモンクストラップシューズを取り上げて
お話していきます。



「コインローファー」

タッセルがあしらわれたタッセルローファー
ビットが付いたビットローファーあたりはわかりやすいネーミングですが
「コインローファー」とは、さていかなるものか?
となかなか想像しずらいかもしれません。

その起源は1950年代にさかのぼります。
甲に縫い付けられたサドル(帯状の革)の切れ込み部分に
おしゃれ心をあらわすアクセントとして、
そして、幸運のお守りとして1セント硬貨を挟んでおくのが
当時の東海岸の大学生に大流行しました。
1セントの別称から「ペニーローファー」とも呼ばれていました。


「モンクストラップシューズ」


ドレス靴のジャンルで、ストラップタイプといえば
この靴を思い出す人も少なくないはずです。
「ひも靴にはもう飽きた」なんていう「文句」が語源なわけではありません。

この靴の原型は、15世紀にまでさかのぼります。
ヨーロッパのアルプス地方の修道士が当時履いていた靴がこの靴です。
修道士を意味する「MONK」が名称の由来となっているわけです。
ストラップが2本のダブルモンクだと、片方のベルトをはずして履けたり、
ひも靴ではできない履きこなしも可能です。

そういった意味では、「ひも靴にはもう飽きた」という人に
ぴったりな靴かもしれませんね。

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