長く愛用するための「靴の扱いかた」について

靴に興味のある方には、知っていただきたい「靴の扱い方」があります。
靴本体の価格にかかわらず、必ずその寿命を延ばすのに役に立ちます。
大切に履きこなしたい方は、是非ご一読ください。

【1、必ず靴ベラを使って履く】
日本の一般的な家庭の玄関には、必ず揃えられていることでしょう。
無意識に使っているかもしれませんが「靴の中に足を入れやすくする」ほかに
さらに重要な使命があることをご存知ですか?

それは、「履くときに靴を壊さない」ということです。
たいていの靴のかかとには、アッパーとライニングとの間に
「月型芯」と呼ばれる芯地が、その周囲を取り巻くように入っていて
足を固定するのみならず、靴のカタチの保持にも貢献しています。

ここが踏みつけられてしまうと、必然的に足が靴の中でブレるようになり
履き心地が悪くなるだけでなく、靴の傷みも早くなってしまいます。

カジュアルシューズでは、ここを踏んで履けるものが近年登場していますが
普通の靴では、絶対におこなわないでください。


【2、なるべく同じ靴を2日以上続けて履かない】
両足で1日にかく汗の量は、平均してコップに半分強と言われています。
季節や他の条件で異なるものの、足はその大きさの割に多汗な部位であるのは間違いありません。
靴下とともに、靴もその多くを黙々と受け止めているわけです。

一部は着用中に放出されるものの、汗の多くは靴を脱いだ後でもその中に滞留しています。
完全に乾ききるのには、少なくとも丸2日かかると言われています。

たとえば、出張や旅行で荷物を少なくするべく、1足の靴を連日履き続けると
内部がだんだん湿っぽく感じるようになるのは、そのためです。

それを防ぐ方法はただひとつです。
できる限り同じ靴を連日着用しないこと。それに尽きます。
中2日、できれば中3日以上のローテーションが組めるように
靴を買いそろえていけば、結果的にすべての靴がより長持ちするようになります。


靴の美容室に毎日持ち込まれる、数々の靴の修理…。
その一つ一つに個性があり、味が違います。
私たちはその靴が持っている個性や味を見極め、最適な修理方法を導き出します。

靴のデザインや造りが多様化する今、その修理の幅も広がってきています。
それらに最適な修理が出来るのも今まで培ってきた経験があるからこそと
自信をもって言えるのが、私たちのプライドです。

ぜひお客様の大切な一足の修理を、ご相談ください。
私たちが出来ることを、誠心誠意対応させていただきます。
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